主要な精油を50音順で掲載しています。 イランイラン →オレンジ →カモミール →クラリセージ →グレープフルーツ →コパイバ →サンダルウッド →ジュニパー →ゼラニウム →ティートリー →パルマローザ →フランキンセンス →ベチバー →ペパーミント →ベルガモット →マジョラム →マンダリン →ユーカリ →ラベンダー →レモン →レモングラス →ローズ →ローズウッド →ローズマリー |
精油名 | 特性 | 心へのはたらき |
イランイラン |
抗うつ、鎮静、血圧降下、催淫、消毒、鎮痙(痙攣を鎮める)、女性生殖器系のホルモンのバランスをとる。呼吸を落ち着けたり、頻脈を調整するのによい ●イギリスでの研究● てんかんの患者にイランイランを使ってマッサージを続けたところ、てんかんが起きそうな時にこの香りを嗅がせるとてんかんが起きなかったという報告がある ※過度に用いると頭痛や吐き気に襲われることがある |
・女性に女性らしさをもたらす ・甘い香りが心の平和をもたらす ・怒り、不安、ショック、パニック、恐怖のそれぞれの感情を解きほぐす ・アドレナリンの分泌を抑制し、神経系をリラックスさせ、喜びをもたらす |
オレンジ |
鎮静、消化促進、抗うつ、食欲増進、健胃、消毒、駆風作用(腸内に溜まったガスを排出させる作用)、神経的な消化器疾患に有効 |
・考え方が暗くなったり、抑うつ的な気分になった時に、心に小さな陽光を広げる力がある ・建設的なものの見方ができ、緊張とストレスを払い去る |
カモミール |
鎮静、鎮痛、鎮痙、抗炎症、消化促進、催眠、殺菌消毒、抗アレルギー、止痒(痒み止め)、通経(月経を促す) ※妊娠4ヶ月までは使用を避けてください。 ●アトピー性皮膚炎に効果的 |
・癒しの効果がある ・気苦労を軽くする ・精神を鎮め、短気や不安、不満感を緩和する |
クラリセージ |
催淫、抗てんかん、鎮痙、リラックス、神経強化、抗うつ、月経前緊張症(PMS)や更年期障害、生理痛、静脈瘤などに効果的 ●エストロゲン様作用(クラリセージに含まれる成分のスクラレオールはエストロゲンに似た働きをする) ※ホルモン治療初期には使用不可 (安定してからならばOK) |
・憂鬱や精神疲労を和らげ、幸せな気分にさせる働きがある ・鮮明な夢をみるのを助長する |
グレープフルーツ |
消化促進、利尿、抗菌、消毒、抗うつ、収斂、肝臓や胆のうの強化、肥満、セリュライトなどに効果的で「身体の大掃除」として春に使うと良い |
・躁鬱症状を安定化させる ・幸福感を与え軽い催眠効果がある ・ストレスに効果がありリフレッシュさせる ・混乱していたり優柔不断でぐずぐずしている場合などに役立つ |
コパイバ |
収れん(ひきしめ)、抗菌、抗リウマチ、強い抗炎症作用、関節を温め、痛みを和らげる。気管支炎や喘息、鼻炎、花粉症の症状を和らげる |
・ストレスを除き、集中力や創造力を高める ・多忙で疲労が蓄積したとき、リフレッシュさせる |
白檀 サンダルウッド |
抗うつ、催淫、鎮静、去痰、殺真菌、利尿、うっ血除去、殺菌消毒(呼吸器・泌尿器)、瘢痕形成、リラックス、強壮、膀胱炎・慢性の咳・喉の痛み、胸が締め付けられるような症状、乾燥肌・ジクジクした湿疹などに効果的。人が多く集まるところでの感染予防になる |
・元気づける ・「地に足をつける」作用があり、感情的な苦悩が原因の不安感や 不眠症に有益。安心感を与えると同時に精神を緩和させながら、気分を高揚させる ・行き詰まりを感じていたり、いつも堂々巡りしてしまう人に適している |
ジュニパー |
抗リウマチ、利尿、去痰、健胃、神経強化、収斂、消毒、通経作用(月経を促す)、解毒・浄血、疲労物質の排泄を促したり、腎臓の老廃物や関節に蓄積した尿酸の排泄を促す為、リウマチや痛風に効果がある ※腎臓病のある人、妊婦には使用できない |
・辺りの空気を浄化し、精神を物事にチャレンジできる状態に保つ ・心身の調和がとれていない人と接触したことで蓄積した、ネガティブなエネルギーを取り除きたいときに使用するとよい(他人を「助ける」職業についている人にとってはジュニパーは恵みになる) |
ゼラニウム |
抗うつ、抗炎症、抗真菌、利尿、強壮(膵臓・肝臓・リンパ・血液)、女性ホルモン系のバランスを整え、月経前症候群や更年期障害といったホルモンの不安定な時期に有効 サイプレス・レモンとのブレンドは静脈瘤に効果がある・止血剤にもなる 抗真菌剤として水虫や防虫作用としても効果がある |
・心と身体に対する万能優秀な強壮剤の一つで、抗うつと精神高揚作用を合わせた神経系の鎮静効果がある ・精神のバランスをとるオイルといわれ、気力の減退を穏やかに回復させ、神経過敏で不安な人のストレスを軽減する |
ティートリー |
抗感染作用(精油中NO.1)、抗真菌、抗ウイルス、抗炎症、殺菌消毒、免疫刺激、腸や呼吸器系の感染症に。ME(慢性疲労症候群)の治療に奨励されている ●放射線治療の前に使用すると熱傷の予防に有効 ●手術の3日前から背中につけておくと術後の回復が早い、覚醒時の嘔気などがなかったという報告がある |
・ショックを受けた時に心をリフレッシュさせ、よみがえらせる ・病気をぐずぐずとひきずって、なかなか治らない場合に使うと良い |
パルマローザ |
抗菌、抗ウイルス、抗炎症、解熱、殺菌消毒、細胞再生、優れた殺菌効果はウイルス性の腸炎や、食中毒、膀胱炎などによい 細胞の再生を促す為、老化した肌(しわ)やニキビにも効果的 |
・情緒に対して鎮静作用を示すと共に気分を明るく高める効果がある ・心をリフレッシュさせ明晰にする力がある |
乳香 フランキンセンス |
去痰、抗うつ、免疫機能刺激、収斂(肌を引きしめる)、消炎、呼吸を深く、ゆっくりさせる、皮膚の再生を促す ●小皺の多い肌に効果的 |
・抑うつや不安に効果的 ・気持ちを落ち着かせ、頭をすっきりさせる ・精神状態を変化させ抱えている問題を越えた心境にさせ、否定的(マイナス)な要素を解消する |
ベチバー |
強壮(内分泌系、循環器系)、免疫機能刺激、通経、神経強化、浄血、催眠 |
・非常に繊細な人に対して、元気付けたり、地に足をつけさせたり、保護する働きがある。 ・感情面を強化し、意志薄弱で臆病な、自信を喪失している人を強くする ・不眠症、不安、ショック、活動過多の子供に効果がある |
ペパーミント |
去痰、駆虫、解熱、健胃、消炎、鎮痛、頭脳明晰、利尿、消化器系機能調整、冷却作用が痒みを和らげる、吐き気を抑える ※乳幼児には刺激が強く、また粘膜や目の周囲には使わない |
・過渡期に適したオイルで、転校したり生活を変えたりといった人生の 節目に用いると良い ・冷却する性質がある為、怒った時やヒステリーを起こした時にそれらの状態を好転する |
ベルガモット |
消毒、抗感染、鎮静、抗菌(カンジダ・膀胱炎・尿路感染などに効果的) |
・心を鎮静させるとともに高揚させる性質があり、不安症、抑うつ症、神経の緊張に素晴らしい効果がある ・気持ちを引き立て、リフレッシュさせ、健康的な明るい気持ちにさせる |
マージョラム |
消毒、抗菌、血圧降下、利尿、血管拡張、消化促進、神経強壮、頻脈、不整脈、高血圧症、眩暈、胃酸過多、胃十二指腸潰瘍、大腸炎などに効果的 |
・不安・ストレス、試験前の緊張、神経衰弱症、無力症、不眠症などに効き、定期的に使用していくと感情的な面がおさえられてくる |
マンダリン |
鎮静、催眠、鎮痙、皮膚軟化、胆汁分泌促進、強壮(胃、肝臓)、呑気症の子供のおなかにマッサージするとよい、毛細血管の流れをよくするため妊娠線やセリュライトに効果的 |
・自己憐憫に陥りやすい人に向く ・よく泣き落ち着きがなく、なかなか喜ばない子供にマンダリンが有効 ・気分をリフレッシュさせ、心を明るくする ・抑うつと不安を、払いのけるのに役立ち、幸福感をもたらす |
ユーカリ |
去痰、鎮痛、粘液溶解、抗菌、殺菌消毒、抗ウイルス、利尿、解熱 ●ユーカリを2%含んだスプレーを噴霧すると、空気中のブドウ球菌の70%が死滅する |
・精神を集中するのを助ける ・思考をはっきりさせ、不安や混乱をかき分けながら人生を歩んでいく力を与えてくれる |
ラベンダー |
鎮静、鎮痛、殺菌消毒、細胞再生、血圧降下、抗炎症抗菌、抗ウイルス、抗うつ、傷の治りを早め傷跡を残しにくくする ●ブレンドの中にラベンダーを加えると、他の精油の持つ作用を強めてくれる |
・ショックや、精神的な疲労に用いる ・抑うつ、不安感、緊張を緩和する ・怒りを和らげる ・エネルギーが低下しすぎている人のバランスをとり元気にする |
レモン |
殺菌消毒、抗感染、鎮痙、健胃、抗菌、抗ウイルス、駆風、毛細血管を強化する為、静脈瘤に効果的 ※敏感肌の人には刺激となる |
・心が悩みでいっぱいの時に、レモンは状況をクリアーにし、気分を軽くリフレッシュさせる |
レモングラス |
消毒、抗炎症、消化促進、駆風、利尿、血管拡張、防虫、副交感神経の調節。非常に良いデオドラント剤であり、発汗過多の足に足浴として用いると良い ※レモングラスの主要成分シトラールは皮膚に炎症を起こすことがあるため、敏感肌には注意が必要 |
・心を沈静させるとともに高揚させる性質があり、不安症、抑うつ症、神経の緊張に効果的 ・気持ちを引き立て、リフレッシュさせ、健康的な明るい気持ちにさせる |
ローズ |
強壮(心臓、子宮、神経、胃)、消毒、抗炎症、鎮静、収斂(ひきしめ)、抗うつ、女性生殖器系と密接な関わりがあり、機能を正常に戻す作用がある ●ローズは大変高価な精油 1瓶3mlで\1,2000(1滴\200) |
・心情を深め、心を癒し、妬みや憤り悲しみや、ショック、感情的な古傷などの辛い気持ちを和らげる ・女性に自分自身に対する肯定的な感情を抱かせる |
ローズウッド |
消毒、抗菌、抗ウイルス、防虫、抗うつ、頭脳明晰、細胞再生、抗感染、収斂、気管支の疾患に効果的 ●赤ちゃんでも安心して使えるスキンケアに最適なオイル |
・リフレッシュ効果があり精神を高揚させ、抑うつ、無気力やエネルギーの低下を助ける ・気分が滅入った時や、精神的に疲れきった時、様々な問題を抱え込みすぎた時に役立つ |
ローズマリー |
胃機能促進、利尿、抗リウマチ、鎮痛、身体を温める、記憶力増進、血圧上昇、強肝 ※幼児、妊婦、高血圧、てんかんの人には適さない |
・精神を高揚させ、活力を回復する ・心を元気づけ、強化する ・過労、頭脳の不活発全般、無気力に効果的 |
注意・・・柑橘系の精油は、光感作性(日焼けしやすくなる作用)があるため、
使用した後は、強い日光に当たるのは避けてください。